11. この驚くべき符合!


これからマクロ世界とミクロ世界間で銀河の回転の時間の2億年が原子の回転に適用される場合、どのように現われるのか計算してみよう。
先ず、銀河が1回転する時間の2億年を秒単位に換算してみる。

200,000,000年 x 365日 x 24時間 x 60分 x 60秒
= 6.31 x(10の15乗)秒

空間の大きさの比率は原子と銀河の大きさの比率と同じであり、この数値は前に計算した通りである。

原子の平均半径 : 銀河の平均半径
= 1オングストローム: 3万光年
= 1 : 2.84 x(10の30乗)

時間の長さは空間の大きさに反比例するという仮定にそって、原子の1回転に必要となる時間を計算すると、

[6.31 x (10の15乗)秒]÷[2.84 x(10の30乗)]
= 2.22 x(10の-15乗)秒

また、原子の毎秒当たりの回転数を計算すると、

原子の1秒当たりの回転数 = 1 ÷ [2.22 x(10の-15乗)]
= 4.5 x(10の14乗)回転

マクロ世界とミクロ世界はフラクタル構造となって繋がっており、時間の流れは空間の大きさに反比例して長くなるという宇宙観で計算した原子の1回転に要する時間は 2.22 x (10の-15乗)秒、そして1秒当たりの回転数は 4.5 x(10の14乗)回転である。
この計算結果を物理学的計算値と比較してみよう。

デンマークの物理学者ボア(Niels Bohr) は、原子の構造を解明することに於いて初めて量子論を取り入れた偉大な科学者だが、彼の公式は水素原子に適用した場合、ぴたりと一致すると言う。
原子の回転振動数は量子数によって異なって現れるが、前述した計算結果と比較するために、量子数が2の場合、即ち水素原子のスペクトロムの中で可視光線部分の振動数がどうなっているのかを見てみることにする。
その理由は私たちが知っている銀河の1回転周期である2億年という数値もまた、銀河の可視光線部分を観測した結果だからである。ボアの公式を水素原子に適用した場合、量子数が2の時、原子の1回転に要する時間は 1.22 x(10の-15乗)秒、そして1秒当たりの回転数は8.2 x(10の14乗)回転である。
物理学的計算方法を全く使わず計算した上記の計算結果とボアの公式による計算結果を比較してみると、驚くほどの僅かな差を残し、ほぼ一致していることが分かる。


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