3.大韓仏教新聞


仏様の身長は何m? ヂョン・ユンピョ著 「塵の中の無限宇宙」話題
「仏が私の中にある」論証
「無限重畳連続宇宙論」発表驚異的

去る3月「無限重畳連続宇宙論」という新宇宙論を発表し、学界より絶大なる関心を集めたヂョン・ユンピョ(鄭潤杓)氏(自由寄稿家)が、この宇宙論に立脚し、20年間ベテラン船長として活動した彼の船上生活と共に、宇宙に関する秘密を分かりやすく解き著した「塵の中の無限宇宙」を出刊し、話題となっている。
この本は、東洋哲学、特に仏教の宇宙観に基礎を置き、現代科学の諸般の検証結果を土台として、宇宙の姿を再解釈している。
即ち、現代科学の検証結果である観測量の比較を通してマクロ宇宙とミクロ宇宙の同一性が 10の30乗の比例定数を通して現われると具体的に論証している。
それからもう一歩進んで、宇宙の姿はその大きさにおいて、10の30乗の比例定数を媒介にして、上に も下にも無限に連続的に重畳されているという「無限重畳連続宇宙論」という新しい宇宙論を提示し ており、既成天文学者たちを驚かしている。
去る6日午後6時30分、釜山アリランホテルにて開かれた出版記念会で著者は、「私たち自身がある存在の中の一部であり、また別のある存在を含み得るという考えは、洋の東西を問わず、既に考えられ てきたものであり、ある事実を観念的に分かっている時と、具体化した時とは大きな差を持つ」と、「自分自身が仏になり得るという真理を宇宙論を通して具体化させ、幼い時から自分自身が仏になれると確信するならば、人間は誰も真の自分の存在価値を発見し、明るい社会を作ることが出来る」と語り、私たち人類が具体的に、この事実を知る時、意識にも具体的な変化が起きるだろうとのことである。
本を開けば、読者は先ず人間の理性がこんなにも偉大なのかと感動するだろう。
著者は、現代宇宙論の定説であるビッグバン理論に対して 『ビッグバンは果たして不滅の真理なのかという疑問で始まり、『私たちは、巨大な宇宙を眺めている。しかし、私たちが見ているものがこの世の中の全てではない。あの宇宙のような規模の宇宙は無数にあり、その全ての宇宙を内部に含んでいる無限に大きな存在がある。そして、そのような大きな存在が無数に集まって住んでいる大きな世界があり、彼らの空には、再び無限の宇宙が開かれている。宇宙はこのように永遠に連続的に繋がっている』と説明する。
引き継き、「仏の身長」編では、観無量寿経に現われている阿彌陀仏、観世音菩薩及び、大勢至菩薩 の身長に対する具体的な数値を挙げ、宇宙(仏)の大きさ(身長)を分別しており、一層興味深くなっている。
「即ち、阿彌陀仏の身長は、60万億“那由他-恒河沙-由旬”、そして観世音菩薩と大勢至菩薩の身長は、80万億“那由他-由旬”である。
仏教で、仏は宇宙を表象していると言うのならば、上の数値は正に宇宙の大きさを言っていることになる。
阿彌陀仏の身長は、他の二つの仏の身長よりも“恒河沙”倍、言わば、無限倍さらに大きい。
観世音菩薩の身長も、人に比べれば、既に無限な程、さらに大きいので、阿彌陀仏の身長は、人の身 長よりも無限のまた無限倍」なので、数値を現代化すれば観世音菩薩の身長である80万億“那由他-由旬”は、1.28x10の27乗kmという無限の大きさで仏教経典の中の宇宙観を現代的時刻として考察して続く第2章 宇宙の実体、第3章 宇宙の秘密-空間に対して、時間に対して、無限宇宙に向けて編を通して、宇宙は塵であり、塵の中に宇宙があるということ、仏の寿命が百千万億“那由他-劫”であり、これもほんの刹那に過ぎないということ、そして自分自身がまさに仏であり、自身の中に仏があり、また森羅万象が仏性を持っていると教えるブッダの宇宙観を、より具体的な現代的な意味として、認識できるように試みている。
問題の宇宙問題を解決する為に誰も近づこうとしない茫々たる大海を、職場として選んだというヂョン・ユンピョ氏。
彼は、「新宇宙研究会」の結成を推進中である。
チョ・ギョンチョル(趙慶哲)博士(韓国宇宙環境科学研究所長)は、彼の新宇宙論に賛辞を惜しまず、「アマチュアによって記された本ではあるが、プロの科学者も思いもよらなかった理論であり、軽く評価するにはその重さがあまりにも大きい」と語った。
真理を普遍妥当性によって説明する方法が必ずあると信じ、真理の具体化を通した大衆的意識改革を通し、個々人の道徳性が確立できるという信念が、この本を通して彼を開かれた人として、私たちの前に立たせている。
今日、学界や宗教界をはじめとするオープンな考え方を持って生きている人は、滅多にいないと口に した。
筆者はこの理論を広めることに関して「決して現代科学が成した偉大なる業績を否認する為のものではない。もう既に、盲目と我執の時代は過ぎ去っており、人類は開かれた宇宙に足を踏み入れた。宗教と科学は対立する体系として認識されてはならないし、ようやく今、ある地点から合流地点に到達した。宗教は隠遁から抜け出し、科学的な視点で、自己を再照明しなければならず、科学は過去の記 録を体系的に分析することで、その中に込められた知恵を再発見しなければならない」と語った。
宗教を科学的に分析するという考えは、もしかしたら無謀に聞こえるかも知れない。
しかし、宇宙を貫いて見る理性を重視する宗教が、正に仏教という側面から彼の著書「塵の中の無限宇宙」は、さらに価値が加わると言えるだろう。

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